多様化するオンラインペイメント。2021年のトレンドとは?
日進月歩のテクノロジー業界でも特に、昨今世界規模でめざましい発展を遂げている「ペイメント」界隈。毎年のように新しいテクノロジーが台頭し、展開され、もはやたった数年前と比べても一般消費者レベルの「支払い方法」事情も大きく様変わりしています。 クレジットカード払いをはじめとしたキャッシュレス対応については世界に遅れをとっていた日本も、オリンピック招致を機会にここ2、3年ほどは国をあげて推進に取り組んできました。その結果、クレジットカードやデビットカードなの対応もよりスムースになり、またPaypay、メルペイをはじめとしたQR/バーコード決済も急速に広まりました。 これは、オンライン決済に関しても同様です。従来はオンラインカジノ等、特定の業界ではいち早く取り入れられて実用されてきたオンライン決済ですが、ここ数年でより幅広いビジネスに適応が広まりました。特に今年2020年以降は、実際の店舗での買い物に対し、現在の世情にも後押しされた形で、インターネットショッピング自体もますます重要になってきています。それに伴い、オンライン決済の多様化・進化もこれ以降ますますスピードをあげていくことが見込まれています。 そういった背景を踏まえたオンライン決済の2021年のトレンドとして、次のようなサービスが挙げられます。 1. クラウドテクロジーを利用したオンラインペイメント クラウドサインペイメント、クラウドペイメント等、クラウド技術をベースとした支払いサービスは数年前から日本でも出て来ていましたが、2021年以降はさらに注目を浴びるでしょう。なんといっても事業者が注目しているのは、ビジネスで恒常的に問題になりがちな支払い遅延問題を、クラウド技術が解決してくれる可能性です。 クラウド技術は、遠隔地にあるサーバーのネットワーク上で動作します。高いセキュリティ、自動システム、より迅速で柔軟なキャッシュフローは、クラウドコンピューティングシステムの利点の一部です。 2. B2Bペイメント(ビジネス・トゥー・ビジネス・ペイメント) 2021年以降これからの決済トレンドを担うとみなされているのが、操作性に優れた決済システムであるB2B(ビジネス・トゥー・ビジネス・ペイメント)システムです。ここ数年、人々はすっかり数々の便利な決済方法に順応し、スピーディーで操作しやすい決済システムに慣れてきています。B2B決済システムは、操作が簡単なクイック決済システムの完璧な例です。 B2B決済システムが2021年の支払いトレンドの一つになる理由はいくつかあります。B2B決済システムは、企業顧客向けに独自にカスタマイズ可能であり、スピーディーな決済システムに求められる要件を満たしています。 B2B決済システムは、デジタル決済の統合、支払いスケジュールのデジタル化、請求書発行などの機能を事業者に提供します。システムの透明性もあるB2BまたはB to B決済システムは、事業者が新たに消費者にオンライン決済サービスを提供する際に非常に頼りがいになる存在です。 まとめ ビジネスオーナーであれば、いま、最新技術が搭載されたオンライン決済システム動向を無視することはできません。非効率的な決済システムを採用し続けると、消費者の心は簡単に離れてしまうでしょう。特にこれからの時代はその動向から目が離せません。アンテナを張り、事業者、顧客双方にとって最善の決済システムを採用したいものです。